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はじめての方

家族・介護者の悩み

老老介護で通院が限界|訪問診療という選択肢

老老介護のビフォーアフター

「自分も高齢なのに、夫(妻)を病院に連れていくのがしんどい」。そんな状況に追い詰められている方は、今の日本に非常に多くいらっしゃいます。65歳以上の高齢者が高齢者を介護する「老老介護」は、いまや介護世帯の半数以上に及ぶとも言われています。

老老介護では、介護する側も体力・健康に不安を抱えながら、なお相手のために無理を続けてしまいます。通院の付き添いはその象徴的な負担です。このページでは、老老介護のご夫婦・ご家族が訪問診療を使って、お互いの体を守る方法をお伝えします。

老老介護における通院の実態

老老介護で通院介助をしている方からは、こんな声が多く聞かれます。

  • 「バスや電車への乗り降りが二人ともしんどい」
  • 「介護タクシーを呼んでも、乗り降りの補助で自分まで疲れ果てる」
  • 「病院の待合室で何時間も待つのが、二人ともつらい」
  • 「帰宅後は二人とも寝込んでしまい、翌日まで回復しない」
  • 「転倒が怖くて、連れていくたびにハラハラする」

こうした状況が続くと、「通院したのに、かえって体調が悪くなる」という本末転倒の事態が起きます。通院そのものがリスクになってしまっているのです。

訪問診療なら、二人の体を守れます

訪問診療に切り替えることで、介護される側が病院に行く必要がなくなります。それは同時に、介護する側の身体的・精神的負担も大幅に軽減されることを意味します。

  • 移動の負担がゼロ:外出しなくていい
  • 転倒リスクなし:自宅の安心できる環境で診察を受けられる
  • 付き添いの疲弊がなくなる:介護する側も体力を消耗しなくていい
  • 24時間の連絡体制:夜間の急変も電話一本で対応
  • 緊急往診にも対応:救急車を呼ぶか迷う状況でも相談できる

「自分もいつ倒れるかわからない」という不安を抱えながら介護されている方にとって、訪問診療は一つの「保険」にもなります。

「介護する側」の健康も心配な方へ

老老介護では、介護する側の方が先に体調を崩してしまうことがあります。当院では、介護されている方だけでなく、訪問時に介護をされている配偶者の方の簡単な健康確認も行うことができます。「二人の体を医師の目でサポートする」体制を整えています。

もし介護する側の方も体力的に不安がある場合は、ケアマネジャーへの相談やヘルパーの導入も合わせてご検討ください。当院でも、地域の介護サービスと連携しながらご提案いたします。

「まだ大丈夫」と思っているうちに動くことが大切

老老介護で通院が大変になったとき、多くの方は「まだ何とかなっている」「迷惑をかけたくない」と思って動き出せません。しかし、介護者が倒れてしまってからでは、介護される方の生活が一気に危機的状況になります。

訪問診療への切り替えは、緊急事態が起きてからでなくても行えます。「通院がしんどくなってきた」と感じた今が、検討を始める適切なタイミングです。

費用・対象エリアについて

訪問診療は健康保険適用です。1割負担の方の場合、ご自宅で月額約7,000円前後(月2回・交通費無料)が目安です。川崎市多摩区(登戸・向ヶ丘遊園ほか)を中心に、麻生区・宮前区・高津区、東京都稲城市・狛江市・調布市全域が対象です。